クイズミリオネア!
ー例の効果音ー

みの(み):「それでは近藤勇さんの挑戦です。ところで、一千万の使い道はなんですか?」
近藤(近)「我々新撰組の隊費にあてたいと思っています。」
み「すばらしい!ご自分のためではなく、仕事のために使うだなんて。
それでは始めましょう。」

第一問
明治政府初代総理大臣は誰?
A.板垣退助
B.伊藤博文
C.西郷隆盛
D.斎藤一
近「明治政府…?困ったな、解らない。」
み「聞いたことありますか?」
近「いいえ、ありません」
み「ライフライン使いますか?」
近「そう‥ですね。では仲間に聞こうと思います。」

テレフォン選択
み「もしもし。」
「もしもし。」
み「えーとどなたですか?」
土方(土)「新撰組副局長の土方歳三だ!」
み「他には誰がいます?」
土「一番隊隊長沖田総司に十番隊隊長原田佐ノ助に三番隊隊長斎藤一だ。」
み「本人がいますね。」
土「?」
み「とりあえず近藤さんが一万円の問題に挑戦しようとしています」
土「勝ちゃん!」
原田(原)「何々?近藤さんどうしたって?」
沖田(沖)「ねぇ、なにか早いんだけど今いくらに挑戦してるの?」
近「……………ι」
土「ちょっと黙ってろ!」
み「問題をどうぞ。」
近「ー問題を言うー 頼む!」
土「ー問題を言うー ‥明治政府か‥そりゃわかんねーはずだ。」
沖「そもそも私たち生きてないじゃないですか。」
原「俺も政治家なんてキョーミねーしなー。」
土「‥(`Д´”)」
斎藤(一)「…伊藤博文。」
土「あ?」
一「…伊藤博文だ。間違いない。」
土「…わかった。勝ちゃん!伊藤博文だ!」
近「ありがとう。助かった。」
一「……」軽く頷く
テレフォン終了

近「ではBの伊藤博文でお願いします。」
み「いいんですか?」
近「みんなを信じます。」
み「…では!B.伊藤博文 ファイナルアンサー?」
近「すいません。ファイナルアンサーって何ですか?」
み「直訳すると『最後の選択』です。選んだ答がこれでいいと思ったら言ってください。」
近「ではファイナルアンサー。」
み「正解です。」
スタッフ「近藤さん正解しました。」
土沖原「おっしゃぁ!」
一(再び頷く)


その後外国についての問題で苦戦するもフィフティフィフティと勘でクリア。
順調に進む近藤さんでありましたが……


第9問
明治時代まで生きた隊士は誰?
A.藤堂平助
B.伊東甲子太郎
C.芹沢鴨
D.永倉新八
み「どうしました?顔色が悪いですよ?」
近「いえ、気のせいでしょう…Dの永倉さんでお願いします。ファイナルアンサー。」
み「何か後ろめたい人でもいるんですか?」
近「いいから」
み「……(タメ)……」
近「…………」(目を伏せている)
み「正解!」
近(大きく頷くがあまりうれしそうではない)

ーしばらくするー

み「とうとう一千万円の問題です。見てくださいよ。ライフライン、一つ残ってるじゃないですか!素晴らしいことですよ!」
近「いえ、そんなこと無いです。」
み「またまたそんな。」
近「いえ…(困)」

第15問
次の新撰組隊士の中で一番腹黒いのは誰?
A.近藤勇
B.土方歳三
C.山南敬助
D.原田佐ノ助
近「え…」
み「心辺りは?」
近「いえ、全く。」
み「あるじゃないですか、」
近「!?」
み「ライフライン。‥どうしました?」
近「何でもありません。お願いします。」
み「それでは会場の皆さん、答をどうぞ!」

ジャン!!
A.0%
B.99%
C.1%
D.0%

近「………」
み「会場の皆さんのほとんどがそう思っているみたいですね?」
近「これを聞いたら歳の奴怒るだろうな‥」

ーそのころー
土「………(-_-+)」
沖「土方さんいい人なのになー」
原「おお!俺0%!いやー皆俺のこといい奴だって思ってんだなー」
土「要するに馬鹿ってことだろ。」
原「いやー、そっかー‥ってオイ!」
沖「近藤さんは何て答えるのかなぁ?」
一「……さぁな…」
ー会場ー

み「別に会場の答が正解とは限りませんよ?」
近「……(略)……決めました。Aの私でお願いします。」
み「いいんですか?」
近「会場の皆さんには悪いですが、歳は確かに悪どいことは多少しますが根はいい奴です。山南さんも原田君もとてもいい人です。」
み「消去法ですか。」
近「それもありますが、私は皆の信用のうえにあぐらをかき、利用してきました。一番腹黒いのは‥私です。」
み「………………………」




ここで終わる










描いた漫画を綴じてたファイルから発見されたネタ。
新撰組!が始まってしばらくした時に書いたものに多少付け加えてアップしました。
最後どうなったかは想像におまかせします。
作成日:2005.01.03
金籠収録:2009.07.26