世界設定

とりあえず、魔界についての現在の設定。

・位置関係

天・魔・雷神界の位置関係はこんな感じ。
魔界には侵入を拒む結界らしき結界は無い。しかし悪魔の森が出す瘴気に覆われており、遠目からは内部の様子はわからない。国境警備隊は存在し、侵入者がいないか常にアンテナを張っている。
雷神界は宙に浮いている。雷を孕んだ厚い雲に覆われており、雷帝の加護が無ければ侵入は困難である。その雲は守りのために作られたのではなく、雷神族の余りある霊力によって形成されたもので、時折外部に意図も無く放電される。それゆえ、天地共通の凶星とされる。
天界はオリュンポス山とアスガルドからなり、高位の者がアスガルドに住むことを許されている。アスガルドは結界によって守られており、オリュンポス山を経由せねば入れないため、山の周辺は天使によって守られている。
小惑星の中には妖精などの生物が存在しているものもある。人間界は別の次元に存在している。ちなみに妖怪は人間界に属する生物である。


・魔界
国としての単位を魔界、地名としてはヨッツンハイム、神の住む世界を天国と呼ぶことに対しての揶揄として地獄。
首都:魔都ビター・バレイ
元首:地球時間2000年よりダミアン殿下が45世に即位
政体:絶対王制
民族構成:さまざまな民族が存在するが、混血も多くおおまかに分けることしかできない。独特の文様のある白い顔が特徴のデーモン一族はその特徴により判別しやすい。彼らは古くより王の右腕を担ってきた一族であり、中央機関の重役をデーモン一族が担当することは多い。個体数としてもデーモン一族は多いが、石を投げたら必ず当たる程多いわけでもない。人に酷似した外見の者、額に石を宿す者、肌の色が人や神とは異なる者など、外見で判別できる種の他、耳や尻尾など、パーツのみが特殊である者、地球におけるネコやイヌなどに酷似した魔物の姿を持つが言葉を解せる者、人の形に化けられる者、自身の属性を操れるのではなくそれそのものである者など能力で判別できる種もある。堕天使に関しては最近堕ちてきた者から最初の堕天使ルシファーに追随して代々魔界に住む者までいる。
宗教:大魔王陛下を崇拝する悪魔教。ただ盲目的に信じればよいわけではなく、おかしいと思ったら諌めることも必要である。
言語:霊語。全世界に通じる言語である。他、デーモン一族音派のみが発することのできる言語など少数民族や一族に限ればさまざまな言語が存在する。

おおまかな魔界地図。
神々と巨人との戦争でできたクレーターが基盤なので以外とまとまっています。
都市の名前元は左下の日本地図の色と対応しています。

↓説明
・青いの
海。ピンクの中に描かれているのは湖。
・数字
1細い線で描かれた円
ヨッツンハイム国境。魔界というとこの辺くらいまでという目安である。
2太い黒線
古代に勃発した神と巨人との戦いでできたクレーター跡。ある程度埋まっているが、そのために魔界は少しくぼんでいる。また、地下には溶岩によってできた洞窟があったり、古代水が溜まっていたりする。
3サウザンドリーフ
魔界を守る森であり、悪魔に優しく、神に厳しい。天界との戦争において、重要な防衛線である。ところ狭しと木々の葉や植物が生い茂っているので、「千の葉」を意味する名がつけられた。
4ブライヤーフォートレス
サウザンドリーフを越えたその先にある砦。周りを木々に守られているだけでなく、城壁には茨が茂る。そのため「茨の要塞」と名付けられる。魔界防衛の最後の砦であり、兵士が常駐している。
5魔都ビターバレイ
王都であり、一番最初に作られた町である。先の巨神・巨人たちの敗戦を忘れぬように、また悪魔たちがまだか弱かったころに神から受けた仕打ちを忘れぬように、「苦い谷」と名付けられる。今では大都市となり、ホームレスから皇族まで暮らしているので貧富の差が最も激しい都市となった。
6サイドビーチ
海に面した都市は今では少なくないが、古代に初めて海沿いにできた町であるため、「海の横」なんて安直な名前が着いた。貿易港として有名で、外の国からの品物の他に移住者も多く、不思議な様相を醸し出している。また、ゼノンの住処がひっそりと建っている。
7悪魔の森
魔界の中心を占め、魔力を溜めこんでいるとんでもない森。魔界の瘴気の出どころはここである。魔物や怪奇植物を生みだすだけでなく、地殻変動までおこるため、悪魔でさえ餌食となる。悪魔の祖であるガイアがどこかで眠っているらしい。
8茶色い線
ゴッズドア〜ビターバレイ間を走る魔列車の経路。これによって移動・輸送が楽になった。ゴッズドア開発団のリーダーがビターバレイに住む我が子に会いたいという理由から率先して列車開発の指揮を執っていた話は有名である。
9ゴッズドア
クレーターの外に作られた魔工の町。魔界の封印が解け、雷神界の使者がヒルマウンテンを通じてこの地に降り立った。それゆえ「神の戸」と呼ばれるのであり、天界の神との関連は全く無い。それを機に新たな港として開発され、それなりに都会であったが、数万年前に都市拡張の開発団が結成されさらに都会化した。それでも異能の子への対応に不安があったが、現在は対応可能となった。
10ヒルマウンテン
魔界の鬼が島。島の表面は緩やかな岡のようだが、海底では険しい山となっているためこの名がついた。魔界に含まれながら、悪魔より鬼の霊口が多い。魔界がゼウスによって封印されたときにヒルマウンテンは見落とされてしまう。そのため魔界が封印されている何万年もの間に雷神界と親交を深めることができた。雷帝が休養のために訪れることもあり、そこで王族が生まれることもある。独立統治が長かったために独立国家のようになっている。
11Mt.マウス
もともとは高い火山で、天界と巨人との戦いで半分以下の高さになり、溶岩が流出する。そのため、クレーターのほとんどが埋まった。山のふもとには溶岩がかたまってできた洞窟が露出している。ガイアが植樹の旅の際に標高を高くしたため、火口から溶岩までは少し距離があり、噴火活動があってもあまり驚異ではなかった。最近は水位が高くなっているが、破壊される前ほどではない。文化局の管理下にあり、一匹の竜がそこで飼育されている。名の由来については定かではないが、古代の名もなき詩霊(悪魔かどうかすら不明)が魔界を一匹の怪物に例えて謡った詩があり、その中でかの山を口に例えていたため、そこから来ているとも言われる。
・その他
地図外
魔界の外にある火の国と氷の国<仮>。その国が栄えているときはその周辺の国の温度が影響を受ける。これで魔界の季節が決まる。なんちゃって。
他の都市
地図の配置を順守しながら、物語において新たな街が必要になるたびに作ります。


・魔都

とりあえずの魔都地図。
上から
  1. 最悪刑務所
    悪魔の森の中にある少々高い建物。牢獄はすべて地下にあり、最下層はかなり深く、寒くて息苦しい。
  2. 悪魔の森
    中央機関のすぐ傍に森があります。都市に近いのと、文化局によって強力な魔獣が生まれることは稀。
  3. 司法局
    刑務局を内包する。凶悪犯罪などの大きな裁判はここで行われる。
  4. 中央機関
    王宮を取り囲むように内閣の○○省のような機関専用の建物が建っている。中央機関の間には路線バスが通っている。一個の建物が大きく、歩くと結構時間がかかるために設置された。全速力で飛んだ方が早いが、疲れないというのがミソ。
  5. 空中庭園
    宮廷の上に浮く王家の庭。魔王宮と中央機関の間を反時計周りに回っている。
  6. 文化局
    魔界の実験・研究機関。実用的な研究から研究員の趣味の研究が行われている。温室があり、さまざまな植物が栽培されている。悪魔の森がすぐ後ろにあるのをいいことにエネルギーを勝手に引っ張ってエレベーターや転送装置に利用している。それまでは他の機関のエネルギーを勝手に使用し、中央機関全体が停電なんてこともあった。
  7. 魔王宮
    大魔王陛下およびその側近、大臣の住処。大きなホールや会議室があり、王族主催のパーティーや、中央庁やその他機関の会議などに使われる。
  8. 情報局
    魔界の情報がすべて集約されている。書物や映像という形態の他、データという形態でも保管されている。一部の情報は「図書館」という形で誰にでも触れられるようになっている。禁書の類も封印付きとはいえなぜか同じ部屋にあったりするが、本当に外部に触れられてはいけないものはさすがに置いてはいない。なお、機密を取り扱っているという特徴から寮制であり、外に住む場合も住居は局の管理下に置かれる。
  9. 貴族街
    貴族たちの街。ヒバリーヒルズは南側にある。美しい邸宅が立ち並び、集合住宅でさえ凝った装飾がなされている。
  10. 軍事局
    軍事局の中枢。戦車や武器が局内に格納されている。ちなみに軍事訓練は魔都の外でやっており、兵士に憧れる子供たちが見学に来たり、誰かの愛方が差し入れに来たりできるため、機密性は全く無い。
  11. メインストリート
    魔王宮からまっすぐに伸びる広い道路。王宮前は広場となっている。軍隊が凱旋パレードを行ったり、祭りの日には屋台が並んだりする。
  12. 黒十字総合病院
    魔界一の大病院。そのため官僚や貴族も利用するが、庶民の街中に建てられている通り、庶民も気軽に利用できる稀有な病院である。

  13. 庶民の街。歴史が長いために道の整備は適当で細い路地が入り組んでいる。