「アナタが好きです」

机をはさんで向き合う相手にライデンは言った。

エースはライデンをまっすぐ見つめ、
「ジョーダンじゃねぇや。」
と返した。



「なっ…なんでそう言うのっ!!」
机に身を乗り出し、絶望した顔でエースの両肩を掴む。
「そう言われるかもしれないでしょ?」
防御本能からとっさに挙げた腕の後ろで、少し驚いた顔をしたエースが返す。

「だからって『ジョーダンじゃねぇや。』は無ぇだろ〜。一瞬ホントーに言われたかと思った。」

ライデンに解放されたエースの姿がぶれ、ゼノンの姿に変わる。

「……そんなに似てた?」


「すんごいそっくり。」
ライデンは苦い顔でそっぽを向いた。





親友で告白の練習をする青少年(笑)
本人に化けると雰囲気も出るのでしょう。
ゼノンは将来「息子さんを俺に下さい!」の練習にもつき合わされそう(笑)

D.C.10(2008).8.2:オエビからの収録