天使の階級(卯月世界)
上 級 三 隊 | 熾天使セラフィム/Seraphim |
炎や光、風の姿をとる。 人型はあるものの輪郭が曖昧。 マナの密度が全階級中高く、戦闘時は特攻じみた攻撃を行う。 天界内部の見廻り、天界の境界の偵察、外界の調査が主な仕事。 |
知天使ケルビム/Cherubim |
オファニウムと組んで行動する。 天界内部での仕事が主で滅多に地上には降りてこない。 ただし、地上で魔族が悪事を働いた場合には地上に出動する。 なんらかの理由によりオファニウムを喪失した場合は新たなオファニウムが付けられるが、ドミニオンズ、ヴァーチューズに降格することもある。 | |
座天使オファニウム/Ofanim |
ケルビムと組んで行動する。補佐役。 車輪の姿と人の姿を使い分ける。 基本二人一組だがそれ以上のチームもある。 パートナーを喪失した場合、新たにパートナーを付けられるが、片輪のままケルビムに従う者もいる。 ケルビムを喪失した場合は新たなケルビムの下に付く。 その際コンビはそのままの場合や、解消される場合がある。 また、ドミニオンズ、ヴァーチューズに降格することもある。 | |
中 級 三 隊 | 主天使ドミニオンズ/Dominions |
天界内部を守る。 主への敬愛が最も厚い。 |
力天使ヴァーチューズ/Virtues |
天界での庶務。 また、プリンシパリティーズの手に負えない人間界での仕事も請け負う。 | |
能天使パワーズ/Powers |
天界外部を見張り、侵入者を撃退する役目を持つ。 司令官はカマエル。 | |
下 級 三 隊 | 権天使プリンシパリティーズ/Principalities |
エンジェルスの上司にあたる。 エンジェルスの育成、仕事をちゃんとこなしているかのチェック、指導、天界の雑務が主な仕事。 |
大天使アークエンジェルス/Archangels |
全天使のトップ。 初期はルシフェル、ミカエル、ガブリエル、ラファエル、レミエル、ウリエル、メタトロン。 現在はミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエル、メタトロン、ラジエル、サリエル。 | |
天使エンジェルス/angels |
地上で見られる天使。他の階級と比べて霊力は低い。 地上におけるさまざまな雑用が仕事なのだがほっつき歩いてるあたり結構暇のようだ。 |
冥天使 |
冥界の一角で堕天使や神に刃向った者を監修し、罰を与えている。 そこは煉獄と呼ばれ、そこに勤務する天使を冥天使と呼んでいる。 冥天使の住居もまた煉獄であり、天使でありながら天界に赴く機会は少ない。 冥天使の肩書と通常の天使階級を併用している。 |
上 級 三 隊 | 熾天使セラフィム/Seraphim |
語源は「燃える」「蛇」というヘブライ語。 神にもっとも近い。 古代では天界を飛翔する蛇とされた。 神と直接に交わり、純粋な光と思考の存在として愛の炎と共鳴する。 キリスト教では六枚の翼を持つとされ、二枚で顔を覆い、二枚で足を隠し、残りの二枚が飛翔用とされる。手にはサンクトゥス(Sanctus:聖なるかな、聖なるかな)の歌詞を刻んだ炎の短剣(Flabellum=聖扇)か、旗を持っている。 指揮官は諸説あり、ウリエル、メタトロン、サタン(堕天前)、ケムエル、ナタナエル、ガブリエルなどとされる。 |
知天使ケルビム/Cherubim |
ヘブライ語源は「知識」「仲裁する者」 アッシリアでは寺院や神殿の入り口を守る番人。 エジプトでは夜空、宗教の勤行を意味。 聖書ではエデンの園の東門で"あらゆる方向に向かう炎の剣=稲妻"を武器として護衛役を務める。 四枚の翼を持ち、腕、顔も四つ。 光り輝くその足元には車輪がある。 太陽の運行と関係を持ち、神も御座を運んだり、神の戦車を駆ける役目を持っていたと思われる。 指揮官はヨフィエルとされる。 | |
座天使オファニウム/Ofanim |
別名トロウンズ(Thrones)、ガルガリン(Galgalim=車輪、瞳) "神の玉座を運ぶ尊厳と正義の天使"または"意思の支配者(Lord of Will)"とされる。 緑柱色に輝き、あるいは火と燃え、多くの目を持っているとされる。 "火車が"シンボル。 ケルビムに付き従う車輪とも考えられる。 指揮官はヤフキエル、もしくはラファエルとされる。 | |
中 級 三 隊 | 主天使ドミニオンズ/Dominions |
英語で「統治」「支配」を意味する。 神による真の統治を絶え間なく熱望することが役目だという。 つまり、神の言葉をあまねく宇宙に知らしめるために様々な活動をする。 シンボルは笏。 指揮官はハシュマル、またはザドキエルとされる。 |
力天使ヴァーチューズ/Virtues |
意味は"高潔"。 ヘブライではマラキム(Nalakim)、タルシシスム(Talshishism)の名で知られる。 恩寵と勇気を人々に授けるために「地上の奇跡」をつかさどることが任務。英雄を力づけたり、善をおこなう者たちの前に出現し、その威力を見せるという。 キリスト昇天の際に出現し、つきそったとされる。 カイン誕生の際に産婆の役目を務める。 指揮官はミカエル、ラファエル、バービエル、ウジエル、ペリエルとされる。 | |
能天使パワーズ/Powers |
別名"デュナミス(Dynamis)""ポテンティアティス(Potentates)" 神により最初に作られたとされる。 悪魔の軍勢の最前線に陣取り、対抗している。 常に悪魔の誘惑にさらされているため、堕天使をだした数は最大。 司令官はカマエル。指導者はラファエル。 | |
下 級 三 隊 | 権天使プリンシパリティーズ/Principalities |
プリンスダム(Princedoms=プリンスが支配する領地)の意。 地上における国や都市を統治支配する役職を担う。 "信仰の擁護者"とされ、具体的には"人々の指導者を監視し、彼らの正義への決意を鼓舞することである。" 指揮官はアナエル、ハミエル、カマエルとされる。 |
大天使アークエンジェルス/Archangels |
神の玉座の前に立ち、その命令を直接受ける立場にいる。 世界が終末に向かうとき、七つのラッパを吹く。 ユダヤ、キリストとも大天使は七人であるが、メンバーには各説あり、ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルの四人のみ特定されている。 | |
天使エンジェルス/angels |
人間に親しみやすい姿と容姿を持つ。 人間生活の詳細な部分にいたるまで正義の名のもとに監視し、激励し、鼓舞する役目を持っている。 神と人間のあいだをとりなし、あるときは大天使の命令を実行するなど各所で働いている。 その数は想像を絶するほど多く、ユダヤでは毎朝、神が息をつくたびに"夜霧"のように作り出されるとされる。 『タルムード』によるとひとりのユダヤ人が誕生するたびに1万1千の天使が守護につくとされる。 |